自然豊かな南紀熊野に暮らしながら、折を見て日本各地を一人旅している。 旅先では、地元の飲食店に立ち寄り、カウンター席での食事と、お店の人との一期一会の会話を楽しみにしている。 バーやコーヒースタンドを巡るのも、その土地の空気に触れる手段のひとつだ。

旅には一眼カメラを携え、風景や街の気配を写真と動画に記録している。 それはあくまで自分自身の旅の記録であり、編集の際も過剰な加工は避け、目に映った印象に近い自然な仕上がりを心がけている。

素材や仕立てにクラフトマンシップを感じられるものを好む。 なかでもテーラーメイドのジャケットは特に気に入っており、旅の行き先に合わせて装いを選ぶのが習慣となっている。

大量生産に頼らず、日本製品の中から長く使えるものを選び取ること。 それが、旅にも暮らしにも、静かな豊かさをもたらしてくれると感じている。