馴染みの名古屋。学生時代の印象から、旅の途中に訪れるようになった現在まで、自分にとっての名古屋を綴る。
一人旅を楽しめるのはどんな人か。風景に心を惹かれ、街を観察し、現地の食や会話を味わえる人。効率や意味では測れない、一人旅の素質について綴る。
意味や役立ちを手放し、自分だけの楽しみを見つける――非効率と無駄の豊かさに宿る、一人旅の楽しさ。
種差の芝生地と奇岩の海岸を自転車で巡り、青森市まで足を延ばす。静かな風景と、土地に根づいた味を記録した一人旅の後編。
初めて訪れた八戸。飾り気のない街並みに、東北の港町ならではの食の豊かさを見出した、一人旅の記録。
南紀熊野で暮らす私は、今年も遠出をせず、この地で夏を過ごすことにした。風景は鮮やかで、静けさがある。
量販品から鯖江の高品質メガネへ。クラフトマンシップが宿る一本との出会い。
健康のためなら飲まないほうがいい。だが、私にとって、酒のない人生は彩りに欠ける。そして、今日も酒を飲む。
電子書籍に慣れた私が、本棚のあるホテルで過ごす。名古屋での、静かな読書の夜。
サスペンダーとは無縁だった私が、気づけば愛用していた。テーラーメイドの装いに通じる、小さなこだわりと美学の話。
都市から移り住んだ熊野。旅好きの私が、旅の終わりに自然と帰りたくなる場所。
都市の生活も、田舎の暮らしも、いつかは日常になり、思考は硬くなっていく――旅の習慣は、それをほぐしてくれる。
型紙が仕立てを決める。その事実にたどり着くまでの経緯と、良いテーラーとの出会い。
旅の先々で出会う一杯が記憶に深く残り、趣味を広げていく。大人の一人旅と、カクテルバーの話。
一人で飲食店を巡るようになった経緯と、その過程で見えてきた外食の楽しみ方。誰かと過ごす食事とは違う、もうひとつのスタイル。
電車と自転車で旅をする理由。目的地だけでなく、肌で感じる道中の空気も、旅の記憶を豊かにしてくれる。
Apple Watchを手放し、再びG-SHOCKを選んだ。その選択が、いまの自分のスタイルに合う理由。
鎌倉の工房で作られる「イル プレドロ」の革靴。10ヶ月履いてわかった魅力を綴る。
旅にはスマホとコンデジで十分と思っていた。だが、一眼カメラを手にしたとき、旅の景色との向き合い方が変わっていった。
かつては苦手だったコーヒー。今では毎日豆を挽いて淹れている。私に起きたささやかな体質の変化と、新たな習慣。
三重県熊野市の七里御浜。初めて訪れた日、目の前に広がった丸石の海岸は、いまも記憶に残る風景だ。
自分の写真には、自分の体験が詰まっている。だから、自分の写真ばかり見返してしまう。
京都の中心街には、小さな祠が静かに点在している。目を留めて観察すれば、神仏習合の痕跡が見えてくる。
熊野に暮らしながら各地を旅するうちに見えてきた、山の色の違い。春、常緑と新緑が折り重なる熊野の山は、ひときわ青く見えた。
三宮、元町、北野坂——街ごとに異なる表情を見せる。飲食やバーも充実し、場所を選べば、喧騒から離れて、落ち着いて過ごせる。ほどよい都会、神戸。
ひとり神戸を歩き、バーでお酒をいろいろと。そんな夜を静かに記す。
その名の由来はかつて鬼が住んでいた言い伝えがあるから。波に削られむき出しになった荒々しい岩肌が印象的。
熊野市まで電車で行くならワイドビュー南紀が便利です。お得な割引切符もあります。
熊野市のシンボル的存在、獅子岩。
和歌山まで続く広大な海岸・七里御浜。熊野市駅から東へまっすぐ行くと七里御浜の北端に出ます。